かつパパメンバーが育休を取得しました!

パパの育休

かつパパのメンバー、谷仲パパが、育休を取りました。
男性の育休といえば、小泉環境大臣が取る取らないで話題になっていますが、パパが育児にママと一緒に取り組むためには、今の日本の状況だと、育休を取る取らないとでは、その後の家族の未来が大きく変わってくると言わざるを得ないと思います。

私の実体験として、保育園でいくら協力的なパパがいたとしても、子どもが小学生になってから、ママから言わせたら8割くらいのパパが家族ではなくなります。
ママ友たちからよく聞く言葉「たまに早く帰ってきて家族のペースを乱さないでほしい」これって、パパは家族じゃないってことじゃないですか。

パパはたまに家族になるオプションって感覚です。
もちろん、そういう家族でもパパは、ATMだし、運転手だし、カメラマンだからいてくれないと困るわけですけど(笑)

パパも育休を取って、家族になろうよ!

パパが育休を取る意義というか、とった方がいい理由は、家族の中でなくてはならない存在となることであり、父親になるということです。
母親は、産む性ですから生物的なつながりが強いので自然と親になれる部分はありますが、父親は、どちらかと言えば、社会的な関係を築くことで父親になれるという側面があります。
その関係を築くのは、当然のように、産まれてからなるべく早い方がいい。

そして、育児家事の実態を、できるだけ早く体感しておくことで、母親に負担がかかることを防げるという大きなメリットがあります。
一人で、育児家事をすることで、家事の見えない部分が見えるようになります。
いわゆる、名もなき家事です。
それは、1か月程度徹底して、育児家事をしないと一生わからないままです。
それを分かったうえで、父親になるかならないかでは、その後の家族の未来は雲泥の差となるのは目に見えて違うことは確実です。

ということで、育休を取った谷仲パパの体験談をどうぞ。

育休をとったパパ 谷仲パパはどう感じた?

谷仲パパ 1979年生まれ
長男 2013年生まれ
次男三男 2015年生まれ双子
四男 2019年生まれ

パパの職業 マンション管理会社
300人以下の中小企業 正社員 課長クラス
ママの職業 保育士 パート

育休取得期間
ママ 産休 2019年5月出産 育休中(2020年4月復帰予定)
パパ 育休2019年5月〜1ヶ月間 産後サポート型 

育休の取得時期と期間を決めた理由

第四子誕生時から1ヶ月間
・産後のサポートをしたかったのと上に三人男児(6、4才の双子)がいたため妻か新生児私かが上三人を見るという役割分担をするのが良いと思ったため

・職場では男性として初の育休ということもあり手探りだったのと業務都合の兼ね合い、経済的な理由で1ヶ月とした(本当はもっととりたかった)

育休を取得した最初のきっかけはなんですか?

育休を取得することで、家族関係を深めることができると確信していたため、上の三人の時に育休を取れなかったことで悔しい思いをしており、今度こそは取ろうと思っていた

育休を取る際に会社側の反応はどうでしたか?

上司(執行役員兼部長クラス):良いと思う。あとは、みんなと準備について話し合おう。

人事:是非とも取得して欲しい、全面的にバックアップします。
社長:開拓者として、良い事例を切り拓いてほしい。
部下:サポートしますので、何とかなります!

育休前どんな準備をしましたか?不安はありましたか?

私自身に不安はありませんでしたが、妻の方が経済的な不安がありました。
そのため、期間を1ヶ月としました。

また、人事とも連携し資金計画を立て、妻と納得いくまで話し合いました。
仕事では、引き継ぎリストを作成し、業務毎に引き継ぎ担当者を決め、上司の上位代行や部下への権限委譲などをし、備えました。

育休中はどんな生活でしたか?

最初の1週間程度は、上の3人の保育園の送迎、朝晩の食事、お風呂から寝かしつけの大変さを痛感しました。(あまりの自分の無力さに心が折れそうになりました。)
※育休前は朝保育園へ一人送り、仕事から帰ってからお風呂から寝かしつけ、食事の片付けの部分のみ

・1ヶ月の期間は生活のペースを作るので精一杯、やっと慣れてきたところで終了という感じでした(もっと取りたいと思いました)
・上の3人と今までにない濃密な時間を過ごすことができました。

育休中のもっとも印象的なエピソード

・育休終了日に、妻から感謝の手紙をもらったこと。
・育休取得前は、不安があってどんなことになることかと思ったけど、終わってみて、とても助かった、家族にとってもよかったと言ってくれたこと。

育休後、働き方や子育て、夫婦関係等に変化はありましたか?

家庭での役割を増やそうと決意し復帰後の1ヶ月はほぼ定時で退社。ただその後は少しずつ残業が戻りつつある状況で悩みどころです。

恐らく、私に子どもを預けても大丈夫という信頼感がほんのが少しだけ、増えたと思います。(子育てのパートナーとして入口に立たせてもらえた?)
上の3人との関係性(なつき具合?)が深まったと感じます。

これから育休を取得するパパ達にメッセージをお願いします

育休を取得するもしないも自分次第と思います。
周囲で育休を取得している人が少ない環境が多いと思いますが、どこかでは取っている人がいるということと、家族とのかげがえのない時間を過ごせる手段ではあると思いますので、勇気を持って一歩を踏み出してほしいと思います。

職場への相談も、権利として主張するのではなく、どうしても取得したい状況があって、仕事の引き継ぎも誠意を持って取り組むことを伝えることで、道が開ける可能性は高まると思います。

パパが育休を取得したことで、あなた自身、どのような影響や変化がありましたか?

仕事では自分がいなくても仕事が回ることを再認識でき、家庭では自分のやるべきことはたくさんあるのだと感じ、家庭での役割をもっと担いたいと思いました。また、自分がやるべき業務の優先順位を決断できるようになりました。

パパが育休を取得したことで一番良かったことは何ですか?

妻の大変さを身をもって経験でき、妻をあらためて尊敬することができたことと、チーム我が家の結束を強めようと覚悟できたこと。

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